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さいたま市北区「プラザノース」で開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。
バップライフサックス教室 代表の髙橋浩明です。https://www.bop-life.info/lesson/
「サックス」と言う楽器は,その歴史が浅にも拘らず奇跡的に短期間のうちに全世界に広まった楽器であると思っています。魅力的な音色、演奏のし易さ、あらゆるジャンルに対応出来る柔軟性、等が大きな要因である事に間違えありません。
この様に若いサックスですが、製造から数十年の時を経た所謂、ヴィンテージと言われる楽器が存在しており、愛好者もかなりの人数がいらっしゃいます。現在生産されていないヴィンテージサックスは市場に出回ることが年々少なくなり、需要が高まればそれだけでどんどん高額な取引が行われます。
では、何故?ヴィンテージサックスは人気があるのでしょうか?私は奏者がサックスに何を求めているかによってきまるのでは?と、考えています。
一般的に、クラッシックフィールドで活躍しているサックス奏者は最新の現行品をお使いになっている傾向があるようです。日々進化しているサックスの煌びやかな音色を求めてアンテナを立てているのがクラッシックサックス奏者には多いからです。(きっと!?)
かたや、JAZZサックスのグッドトーンは、「スモーキー」な「いぶし銀」とも、言われるような音色を求める傾向が根強く、JAZZ全盛期であった1950年から1960年代に活躍されたサックス奏者の良い音が土台になっているのです。
このことでもお解りの様にヴィンテージサックスを追いかけているのは圧倒的にJAZZサックスの演奏家であると言えます。
では、現行品のサックスの音とヴィンテージサックスの音は本当に違うのでしょうか?
私は現在、1950年代に生産されたアメリカセルマーのSBAと言うモデルのテナーサックスを使用しています。所謂「ビンテージ」の中でも本数の少ない部類のテナーサックスです。
私がこの楽器を使用する理由はこの楽器だから出せる音色が自分のイメージに近いからなんです。
現行品との違いは「ワイン」に例えるとお解り頂けるのかもしれません。ヴィンテージサックスは芳醇で濃密な音色を備えた個体が数多く有り、一度その魅力に取りつかれると、なかなか抜け出すことが抜け出すことが難しい世界です。
もう一つの違いは楽器本体のキーの配列が私の場合、現行品よりもフィットすることが挙げられます。
勿論、デメリットもあります。音程の正確さは現行品には敵いません。操作性の良さも間違えなく現行品に軍配が上がります。ですからクラッシックサックス奏者はオールドサックスを使用しないのでは無いでしょうか?
最近ではサックス本体のベル(楽器の先端部の朝顔の部分)が大きくなっていて、より大きな音が出せる仕様のサックス(ビックベル)が多くのメーカーからラインナップされています。エレクトリック楽器にもうまく溶け込むことが出来る様に!との、配慮なのだと考えられます。
楽器を選ぶ際は、自分が目指す(目標にする)音のイメージを持っていることが極めて重要なんです。是非とも最初の楽器選びはバップライフサックス教室にお任せください。
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