創業82年。「高橋管楽器」の秘密

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さいたま市北区「プラザノース」で開催中。初心者が安心して通えるサックス教室。

バップライフサックス教室 代表の髙橋浩明です。http://www.bop-life.info/lesson/

 

今回のblogでは個人店としては国内最古の管楽器修理工房「高橋管楽器」をご紹介させて頂きます。https://takahashi-gakki.jp/

こちらの工房は創業が1940年。その後、80年余り新大久保の地で管楽器修理を営まれています。

 

私が最初にこちらにお世話になったのは高校生の時。自分が使う「ヤナギサワ製テナーサックス」を椅子から落としてしまい、途方に暮れていた時、先輩から「腕の良い(しかも安価な)修理店があるよ!」と、教えて頂き、現在よりも少し新大久保駅寄りにあった創業の地まで徒歩で向かいました。

 

新大久保駅周辺は、今ではすっかり「コリアンタウン化」していますが、1980年台前半は「御茶ノ水」に次ぐ、知る人ぞ知る「管楽器店がひしめくディープ」なエリアでした。先輩から貰った住所のメモを頼りに、細い路地を重い楽器を手にして徒歩十数分。木造の一軒家の一階にひっそりとお店は佇んでいました。

 

対応してい頂いたのは、今では想像もつかないほど巨漢であった2代目店主の高橋 一朗でした。お店の雰囲気はと、言うと如何にも職人の仕事場!の雰囲気で雑然と、しかし理路整然とお客様から預かった楽器や工具が置かれていたのです。

 

独特な空間に、少し気が引けてしまいそうでしたが、何とか要件をお伝えして無事に修理して頂いたことを思いだします。(きっとそんな一高校生のことを一朗さんは知る由もないはずです。)

 

 

高橋管楽器の初代オーナーである高橋治雄さんは、日本管楽器(通称・日管/現・ヤマハ)に徒弟として入社され、先輩達の技術を見て覚えました。治雄さんは、人が1本作る所を2本作り、その早さ・正確さ・仕上がり等、超一流であったそうです。

その後、日管の工場長であった石森善吉さん(石森管楽器の創業者、石森実さんのお父さま)の次女・美保子さまとご結婚。キャバレー・ナイトクラブ等に勤める当時の一流バンドマン達の間を回りながら修理業を始め、彼らの信用を得ながら親交を結び、この親交が後に進駐軍の仕事に結びつき、進駐軍からの仕事が舞い込むようになります。

そうして、修理業を主体とした仕事に乗り出しました。東京の大久保にて日本で初めての管楽器修理業の看板を挙げたのです。その後、修理業の発展を確信した治雄さんは石森善吉さんの長男である石森実さんを呼び寄せ、店構えを向かい合わせで開業。それから長い間、高橋管楽器と石森管楽器は向かい合いながら修理業を発展させてゆかれます。

 

石森管楽器は今や日本が誇る、世界中のアーティストが訪れる超有名店になりました。https://www.ishimori-co.com/

最近では修理業で今まで培ってきたノウハウを生かしてオリジナルの楽器も製造販売しています。因みにわたくしがレッスンで使用するアルトサックスは石森管楽器のオリジナルブランド「New vintage」を使用していて、とても気に入っています。

 

一方で高橋管楽器は管楽器修理一筋に地道にこの道を歩んでこられました。高橋治雄が築いた技術、精神、お客様への心遣いは今も二人の職人に受け継がれています。

 

管楽器修理は本当に難しく、経験値がものを言う!世界であると、常々感じています。何と言っても日本一の経験値を持ち合わせた修理工房が高橋管楽器なのですから、安心してお客様は楽器を預けてゆかれるのです。繫盛店になるまでには長年にわたる経験と、変わらぬお客様への信頼関係の構築があったのです。

 

 

《高橋管楽器の情報》

〒169-0072東京都新宿区大久保2-16-33 高橋ビル1階
電話番号 03(3209)7750
営業時間 10:00~19:00
定休日 毎週火曜日、年末年始最寄り駅
JR山手線/新大久保駅(徒歩約10分)
東京メトロ副都心線/東新宿 B2出口または西早稲田B2出口(いずれも徒歩約10分)
※高田馬場駅からは、20分程かかりますが、周りの素敵な風情も感じられ、良い散歩にもなりお勧めです。

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